きっと人はもっと優しい

わたくし、きのう、おしっこがしたくなりまして、大学の駅のホームのトイレにいきました。
そこでティッシュを持っていないことに気付き(乙女失格)、不幸なことに友達もティッシュを持っていませんでした。
『あーん、どうしよ』ともじもじ困ってしると、トイレからひとりの女の子が出てきました。
すると、『これよかったらどうぞ』。
彼女の手にはポケットティッシュ
彼女:『足りますか?足りなかったらまだありますよ。』
わたくし:『・・・全然足ります!!本当にありがとう!!』

彼女はにっこり笑うと手を洗って出てゆきました。
私はめでたくおしっこを遂行し、爽やかに帰路に着くことができました。


はぁ〜(余韻に浸っている)。
その人、超優しくないですか!?
優しいうえに、めちゃ可愛かったです。
名前くらい聞いとけばよかった。
たかがティッシュ、されどティッシュ。。。


最近、なんか意地悪なひとって多くないですか?(私もそのひとり)
ご高齢の方とか、障害のある人にはもちろん親切にしますよ。
席譲るのなんて当たり前で、優しさとかそういうのの以前の話じゃないですか?
席譲る以外の話でも、やっぱりそれは正直なところ、モラル>優しさって感じなのです。7対3でモラルの勝ち!って感じで。
でも優しい気持ちはそこにちゃんとある。


でも、大学の校舎とかだと全然違う気がする。
同世代のほうがなんだか優しくしにくい。
何か邪念のようなものが邪魔をするのだ。
私だけかな。
小中学生のいじめを見て見ぬふりする子みたいになってる時がある。
できるだけ、関わらないように、どうか、私の心が波立たないように。

実は私は小学生の頃、いじめられ、そしていじめていた。
それはそれは壮絶だった。
なんてったって周期ごとにターゲットが決まるから、サバイバルだった。
先月いじめてた人が今月壮絶にいじめられているなんてざらだった。


でもお陰で中学校では何かあっても『何か文句あるならはっきりゆえや!』と啖呵切れるほど強くなってた(決してやんキーではありません)。
てゆうか、もうそうゆうのがどうでもよくなってたのもあるけど。
遊びみたいな恋愛して、(当時の私からすれば)小難しい本読んで、自分は人とは違うのよ〜みたいなあほな中学生でした。
虚勢を張る気はないのだけれど、とりわけ怖いものなどな〜いby椎名林檎
みたいな気分でしたw


しかし、高校に入ってとってもいい友達にもめぐり合って、心を閉ざしてた自分が莫迦みたいに思えてきて、やっと目覚めることが出来た。
大切のひとが出来て初めて怖いものがたくさんあるとわかりました。
屈折に寄りかかるのはよくないことだと、気付きました。


なのに、大学ではときどき悪い癖がでる。
翻弄されるのが嫌で逃げ腰になってしまう。


きのうみたいに純粋に優しくされると、色んなことに気付くもんです。
私ももっとひとに優しくしたいと思います。
ほんとにたかがティッシュ、されどティッシュです。